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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自分で調整できる補聴器
聞こえる喜びを低価格で

 

世界中の人に快適な毎日を過ごせる補聴器を

 
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照英 大串社長は、これまで長きにわたって、聴力に関わるお仕事をされてきたとのこと。今日に至るまでにはどんな歩みがあったのでしょうか。
 
大串 業界に入りたての20代の頃は、主に聴力検査機の開発をしていました。日本はまだ、先の戦争で負ったダメージから完全には立ち直っていない時期で、部品の調達もままならない状況でしてね。ですがそんな中でも、私が手がけた機械は国内トップシェアを占めるほど、よく売れたんです。その後は、子ども用の検査機も開発。しかし、難聴の診断を受けた子どもたちが成長した時に、彼らに合う補聴器がない。そうはいっても、開発には多額の費用がかかるので、一度はあきらめました。それから長い時間を経たある日、冒頭でご紹介した大和田先生が私を訪ねてこられて、「難聴の患者を助けたいから、力を貸してほしい」と言うんです。「でも補聴器の開発には、多額の費用がいります」と正直にご説明したところ、何と先生は、「資金は私が出す、返さなくてもいい」とおっしゃった。もうこれは技術者として、引き受ける以外にないでしょう?
 
照英 うわー、心が熱くなるお話ですね。お二人の「なんとか患者を助けたい」という思いが重なって、補聴器の開発に至ったんだ。
 
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大串 ええ。後に、この時開発した補聴器の記事が全国紙に載って、朝から晩まで会社の電話が鳴り止まないほどの反響を呼びました。それだけ必要としていた人がいたんだと思うと、感慨深かったですね。こうなるともう、この仕事をやめるわけにはいかないですよ。
 
照英 良い話だなぁ。困っている方にとっては、補聴器って本当に頼みの綱ですよね。最後に、今後の目標をお聞かせください。
 
大串 補聴器は、小型で最新のものだと50万円するものも珍しくなく、高価であることが利用を躊躇させる理由の1つだと思っています。でも私は日本だけでなく、世界中の、もっと多くの方に補聴器を利用して、快適な毎日を送ってもらいたい。当社の製品は現状でもかなり安いほうですが、今後一層の技術革新により、安価で性能の良い補聴器を皆さんに提供できるよう、努力を続けていきます。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
会社のためでも自分のためでもなく、人のために結果が出せた時に、一番仕事が楽しいと感じます。
(大串正彦)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 ミミー電子株式会社
 ■ 本社 〒190-0003 東京都立川市栄町6-16-1
 ■ 事業内容 聴力検査器、補聴器の製造・販売
 ■ 設立 昭和53年8月
 ■ 従業員数 6名
 ■ 主な取引先 株式会社リブアンドラブ/株式会社ニコン・エシロール/株式会社三和製作所/フジ医療器械株式会社/株式会社日本補聴器センター/スターキージャパン株式会社
 ■ ホームページ http://www.mimy.co.jp