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◆「日本書紀」にも登場する  
三古湯の一つ・道後温泉

 
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日本三古湯の一つとして知られる愛媛県松山市の道後温泉
世界でも有数の温泉大国である日本。古くから湯治も盛んであり、温泉にまつわる伝説も数多く残っています。全国各地に歴史ある名湯が点在する中でも、日本最古の湯の一つに挙げられるのが、愛媛県の道後温泉です。兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と共に「日本三古湯」として知られ、「日本書紀」にもその名が記されているほど。
 
皇室の方々や万葉歌人の山部赤人、正岡子規、夏目漱石など、多くの偉人文人墨客も訪れた道後温泉。白鷺に発見され、疲労回復や病気・怪我の平癒といった効能を人々が知って入浴するようになったと伝えられており、アルカリ性単純泉のなめらかな湯は、低刺激で肌触りも優しく、美人の湯としても人気です。また、旅情ある温泉街を散策しながら、「道後温泉本館」をはじめとした外湯めぐりを楽しむのも、道後温泉の醍醐味と言えるでしょう。
 
2017年12月26日には「道後温泉 椿の湯」が改修を終え、飛鳥時代の湯屋をイメージした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」がグランドオープンしたばかり。今、あらためて注目したい道後温泉の魅力をお伝えします。
 
 

◆国の重要文化財に指定 
道後温泉のシンボル

 
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道後温泉本館の施設は、国の重要文化財に指定されている
道後温泉と聞くと、多くの人が道後温泉本館をイメージするのではないでしょうか。壮麗な近代和風建築の施設は、1894年に改築された木造3階建ての神の湯本館、1899年に建築された又新殿、1924年に改築された南棟などで構成。まさに道後温泉のシンボル的存在です。1994年には日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定され、その後も博物館化することなく、今なお現役の公衆浴場として営業を続けています。
 
道後温泉本館には、「神の湯」と「霊の湯」2つの浴室があり、石づくりの浴室に砥部焼の陶板画が飾られた神の湯の浴槽には、大きな円柱形の「湯釜」と呼ばれる湯口が鎮座。道後温泉特有の雰囲気が漂います。また、霊の湯は浴室に庵治石や大島石、壁面には大理石を使用するなど、高級感あふれるつくりに。入浴は、休憩用の個室や貸浴衣などが付いた「霊の湯 三階個室」をはじめ、広間でくつろげる「霊の湯 二階席」、「神の湯 二階席」、入浴のみの「神の湯 階下」の4コースから選ぶことができるので、シーンに応じて使い分けるといいでしょう。
 
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「神の湯」。「湯釜」と呼ばれる円柱の湯口が特徴的
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大理石に囲まれた、高級感あふれる「霊の湯」
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「霊の湯 三階個室」利用時の休憩室
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「神の湯 二階席」利用時の大広間
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「霊の湯 二階席」利用時の広間
 
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桃山時代の様式を模した絢爛なつくりの又新殿は必見
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夏目漱石と正岡子規が利用したという個室「坊っちゃんの間」
この他、館内では日本で唯一の皇室専用の浴室である又新殿や小説『坊っちゃん』を書いた文豪・夏目漱石も使ったという「坊っちゃんの間」などの見学も可能。道後温泉本館を訪れた際は、ぜひチェックしてみてください。
 
 

◆伝統工芸とアートが融合 
新たな温泉文化を発信する

 
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市民の生活に密着している"親しみの湯”「道後温泉 椿の湯」
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愛媛の魅力が詰まった"新湯”「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」
道後温泉には、他にも味わい深い湯屋があります。“親しみの湯”として地域に愛されているのが、商店街の中央に位置する、道後温泉 椿の湯。蔵屋敷風の建物は全体がL字型をしているのが特徴で、1953年に建設、1984年に改築されました。浴室には花崗岩が使われ、こちらにも道後温泉ならではの湯釜が据えられています。温泉は、道後温泉と同様に無加温・無加水の源泉かけ流しの湯。親しみやすい雰囲気の中で、ゆったりと美人の湯を楽しめます。
 
そして2017年12月26日、晴れてグランドオープンとなったのが“新湯” こと、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉です。飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋外観からは、まさに日本最古の温泉と名高い道後温泉らしさが感じられます。
 
いっぽう館内は、「太古の道後」をテーマに、愛媛の伝統工芸と最先端のアートをコラボレーションした作品で演出。砥部焼による陶板壁画で和歌の風景をつくりあげた大浴場や、県内産の媛ヒノキのデコラパネルで山や波を表現し、菊間瓦による行灯で万葉集の世界観を表現した露天風呂は圧巻です。道後温泉にまつわる伝説を表現した5つの休憩室のインテリアにも伝統工芸品が盛り込まれ、見どころとなっている他、特別浴室では昔の浴衣「湯帳」を着ての入浴体験もできるなど、新たな温泉文化を発信する拠点となっています。
 
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大浴場の陶板壁画にプロジェクションマッピングを投影
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露天風呂を楽しめるのも、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の魅力
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大洲和紙などに彩られた大広間休憩室
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今治タオルで椿を表現した「椿の間」
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彫刻のテーマは伊予湯桁。「湯桁の間」
 
歴史を大切にしながら、温泉文化のさらなる発展を目指す道後温泉。レトロな路面電車や商店街など、周辺の観光も充実し、街歩きにもぴったりです。冷えた体に温泉が恋しくなるこの季節、日本最古の湯・道後温泉で、外湯めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
 
道後温泉
ホームページ
https://dogo.jp/
 
 
 
 

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