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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

観客やファンに楽しんでもらうのが
自身の楽しみにつながる

 
テレビドラマ『仮面ライダー』や『必殺仕事人』のほか、数々の大河ドラマへの出演などで知られている、俳優の村上弘明さん。インタビューで伝わってきたのは、熱い映画愛だ。好きな俳優を聞かれると、とめどなく答えてくれた。そんな村上さんは、仕事について「好きなことだけをできるわけではない」と語る。大事なのは、与えられた役の中で自分を表現することだと言う。その考えに迫った。
 
 

映画の世界にのめり込んだ

 
私は、もともと医者を目指していました。大学の医学部に入るために、地元である岩手県を離れて、宮城県仙台市で浪人生として勉強に励んでいたんです。そのときに、よく足を運んでいたのが名画座でした。500円で三本立ての映画が観れるなど、学生や浪人生にとってはありがたい映画館です。私はすぐに映画の世界にのめり込んでしまい、勉強そっちのけで名画座に通っていました。そうして、案の定、医学部の受験には失敗してしまったんです(笑)。
 
映画の素晴らしいところは、いろんな世界に連れて行ってくれること。さまざまな人間ドラマが見れるし、とてもドラマチックで、おもしろい。映画館に行くだけでもワクワクするんです。私はすっかり映画という玉手箱の虜になり、映画に関わる仕事をやってみたいと思うようになりました。そういった気持ちもあり、医学部を落ちた後に東京の大学を受験しました。より広い世界でさまざまな可能性を探ろうと考えたんです。
 
大学で出会った友人が、私が俳優の道に進むきっかけとなりました。その友人は、私の写真を、映画のオーディションに応募していたんですよ。書類審査に通ったと言われ、その日はさいたる予定もなかったのでオーディションに行ってみることにしました。その会場には100人ほどの人が集っており、私はその中で二次審査、三次審査と進み、なんと最終審査まで行き、最後の1人に選ばれたのです。そこである事務所の方に声をかけていただきまして、その事務所に所属することになりました。
 
それから間もなくして、仮面ライダーのオーディションに行くことになり、それもまた次々と審査が進み、結果として仮面ライダーをやることになりました。演技経験のない、いち大学生が、いきなり現場でお芝居をする。しかも主役で。私の俳優人生はそこから始まりました。
 
 
 
 
 

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